PENGUIN TALK

30代、猫と夫と暮らしてます

映画『リメンバー・ミー(2017)』感想

今日はリメンバー・ミーを観たので、覚え書きを。

 

全体的な感想

映像がとにかく綺麗。音楽も、シンプルだけど印象的でいい。メキシコの文化的背景が描写されているのが新鮮で面白い。設定はユニークだけど、ストーリーとしてはベタで、安心して見ることができ、死をテーマにしていることによる暗さがテンプレ的展開により中和されていた。フリーダカーロの存在感がすごい。主人公の家の家業である靴屋はなにかのメタファーになってるのかな。

 

個人的に思ったこと

人は3度死ぬ、というのはメキシコの死生観らしいが、また調べてみたい。家族愛というテーマではあるけど、生者だけでなく死者を家族とすることで、多重的な捉え方ができるようになってくる。人は遺伝子の乗り物であると同時に、社会的な存在であり、互いに思い思われることで生きのび、そして「私」に至るのだ、みたいな静かな感動があった。

あと、ガルシア=マルケスの100年の孤独を思い出さずにはいられなかった。写真を飾り、故人を想うことで死者は死者の世界で蘇る、というのは、イマジネーションは天地を創造するマジックリアリズムそのものではないか。

 

あとがき

この間TDLTDSに行ってすっかりディズニーにハマり、ディズニープラスをはじめた。1年契約で9900円。私が学生なんてやってるせいで家計に余裕がないため、一瞬迷うが、夫の後押しで心を決める。まずはアラジン(1992)を観て、面白すぎて感動。月825円は安い。